フェイスブック傘下のWhatsAppは2月18日、同社が1月初旬にユーザーに通知したプライバシーポリシーの変更を予定通り実施すると発表した。今回の変更については、世界中で反発の声が上がったが、そのまま強行した。WhatsApp側は、反発された変更内容については「誤情報」との考えを示した。
【参考】【インド】政府、WhatsAppに新プライバシーポリシーの撤回要求。ユーザーからは他社乗換え意向(2021年1月31日)
今回のポリシー変更は、電話番号や位置情報などのユーザーの個人データを、フェイスブックと共有することを利用規約に追加し、2月8日から同条件の適用を強制的に同意するよう求めたもの。WhatsApp側は、フェイスブックへの一部ユーザーデータの共有は2016年の買収以降行われていることを再確認したものであり、透明性確保の一環と説明。ユーザーは、いつでもフェイスブックへの情報共有をオプトアウトできると弁明していた。
今回の発表では、フェイスブックへのデータに関しては、今後WhatsApp上でのショップサービスを展開することを見越したものであり、個人のSNSメッセージ情報は暗号化された状態でフェイスブックに共有されるため、フェイスブック側が会話内容を把握することはできないとコメント。またショップサービスの利用を拒否する設定をすれば、フェイスブックへのデータ提供をオプトアウトできることも強調した。
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