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【ブラジル】ヴァーレ、尾鉱ダム事故賠償で政府と7200億円の和解合意。地域社会や環境復旧に支出

 資源世界大手ブラジルのヴァーレは5月28日、ブラジルのミナスジェライス州で所有していた「ブルマジーニョ尾鉱ダム」が2019年1月に崩壊し、多数の死者や行方不明者を出した事件で、377億ブラジルレアル(約7,200億円)の和解金を支払うことで、ブラジル連邦政府及びミナスジェライス州政府と合意した。ミナスジェライス州司法裁判所も承認した。

【参考】【ブラジル】ヴァーレ所有ダム決壊、死者100人超。当局は105億円の罰金や3500億円の資産凍結(2019年2月3日)
【参考】【ブラジル】ヴァーレ取締役会、ダム崩壊事故受け、CEOら一時退任。暫定CEO任命 (2019年3月7日)

 和解金は、社会経済観点と社会環境観点での賠償金で構成する。社会経済観点での賠償では、被害を受けたコミュニティへの復旧・復興に必要なプロジェクト、被害者への支援金プログラム、現地支援プログラム、ミナスジェライス州の「都市モビリティ・プログラム」と「公共サービス強化プログラム」の予算の4つに充当する。

 社会環境観点での賠償では、ヴァーレがプログラムを実行するためのガイドラインとガバナンス体制を構築し、事故による環境影響の復旧プログラムと、影響を受けた地域での水安全保障に関するプログラムに拠出する。

 ブルマジーニョ住民や労働者への補償では、すでに8,900人以上の対象者との間で、総額24億ブラジルレアルを支払うことで合意。別途、100人以上は緊急支援金として18億ブラジルレアルを受け取っているという。

【参照ページ】Vale informs on the Global Settlement for Brumadinho

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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