伊藤忠商事と子会社の伊藤忠エネクスは2月26日、仏工業ガス大手エア・リキードの日本法人・日本エア・リキードとの間で、低炭素水素の製造から活用まで上流から下流を網羅する水素バリューチェーン構築に関する戦略的な協業で覚書を締結した。
エア・リキードは、英リンデと並び、液体水素の世界最大の生産・供給能力を持つ。今回、日本でもこれから大規模普及が見込まれる水素の領域で、伊藤忠商事が、いち早くエア・リキードとの提携を射止めた形。
今回の覚書では、まず、大都市圏における地産地消モデルを念頭に置き、競争力のある水素の製造・供給、水素ステーション事業の拡充を共同で検討する。そして、モビリティー市場を含む産業向け水素市場の拡大を実現していく。将来的には、海外水素を日本に輸入する国際水素バリューチェーンの構築も目指す。総合商社として、化石燃料の輸入から、水素輸入へと軸足を大きく移すビジョンを示したのは同社が初。
【参照ページ】水素バリューチェーン構築に関するエア・リキード社との戦略的協業について
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