IT世界大手米フェイスブックは2月18日、気候変動関連でフェイスブック検索で検索した際に、同社の「気候科学情報センター」のページに誘導する施策を拡大した。同社は2020年9月、気候変動と戦うためには、社会が正しい気候変動情報を知ることが重要と判断し、「気候科学情報センター」ページを開設。今回の措置を拡大する。
【参考】【国際】フェイスブック、2030年までにバリューチェーン全体でカーボンニュートラル宣言(2020年9月25日)
「気候科学情報センター」ページが運用されているのは、2020年9月の施策開始から米国、英国、ドイツ、フランスの4カ国。さらに今回、同日より、スペイン、オランダ、ベルギー、ブラジル、カナダ、インド、台湾、インドネシア、アイルランド、メキシコ、南アフリカ、ナイジェリアでも掲載が開始された。対象国でないユーザーに対しては、国連環境計画(UNEP)のページに誘導する。
また同社は今回、気候変動に関しては、虚言の「神話」が溢れているとみており、ジョージ・メイソン大学、イエール大学気候変動コミュニケーション・プログラム、ケンブリッジ大学の気候コミュニケーション専門家と連携。「気候科学情報センター」に神話対策のコーナーを設け、神話を正すための適切な情報を提供していくという。
加えて、英国では、気候変動関連のユーザー投稿の際に、「気候科学情報センター」のページに誘導するリンクを自動掲載する運用も開始。今後、他の国も展開を検討している。
【参照ページ】Connecting People With Credible Climate Change Information
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