食品世界大手米コカ・コーラ・カンパニーは2月11日、2021年夏に炭酸飲料ブランド「AdeZ」で、紙製の飲料容器を試験導入すると発表した。紙製容器を上市するのは、同社初。ハンガリーのeコマース「Kifli.hu」で2,000本限定で販売する。
【参考】【ヨーロッパ】コカ・コーラ、紙製飲料容器のプロトタイプを発表。ベンチャーと協働(2020年10月27日)
今回のアクションは、2030年までに販売したすべての容器について、回収とリサイクルを行う同社ビジョン「World Without Waste」の一環。バージンプラスチックの削減と100%リサイクル可能な素材の利用を進めている。
同社はこれまで、デンマーク紙製ボトル開発Pabocoとの協働で、プロトタイプ開発を推進してきた。第一世代プロトタイプでは、紙製とリサイクル可能なプラスチックを活用。今回ついに、消費者への展開を試み、容器の耐久性や消費者の反応等を検証する。
Pabocoの最終的目標は、紙として100%リサイクル可能な紙製ボトルの導入だが、今回リリースする容器は、まだ100%紙製ではなく、一部プラスチックを使わなければいけない状態。リサイクルした再生プラスチックを用い、使用後にもプラスチックの層をリサイクルできるものにした。
【参照ページ】coca cola to trial paper bottle prototype in hungary
【画像】The Coca-cola Company
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら