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【バングラデシュ】アパレル大手40社、サーキュラーエコノミープロジェクト発足。日本企業の加盟ゼロ

 アパレル業界サステナビリティNGOのGlobal Fashion Agenda(GFA)と加盟企業40社は2月9日、アパレル生産大国バングラデシュで、アパレル廃棄物を回収・再利用するイニシアチブ「サーキュラー・ファッション・パートナーシップ」を発足した。バングラデシュでのアパレルのサーキュラーエコノミー化を進める。

 今回のイニシアチブに参加する企業は、H&M、C&A、ターゲット、ベストセラー、マークス&スペンサー、ピーク・パフォーマンス、OVS、Berska等のブランド企業、クリスタル・インターナショナル・グループ(晶苑国際集団)等の生産企業、Lenzing、CYCL等のリサイクル企業。今後も参加企業を募る。日本企業は今のところゼロ。また運営はGlobal Fashion Agendaが担いつつ、Reverse Resources、BGMEA(バングラデシュ衣料品製造・輸出業者協会)、P4Gが協力する。

 アパレル業界では、生産工程で排出される端材等の廃棄物はリサイクル努力が進んできたが、完成品の生産・使用後のサーキュラーエコノミー化については、基本的には海外輸出やダウンサイクル型のリサイクルに依存しており、大きな課題となっている。今回のイニシアチブは、使用後のアパレル製品を、アパレル素材としてリサイクルするフローの構築を検討する。また、新型コロナウイルス・パンデミックで発生した大量の在庫の山の有効活用や、政府や投資家とのエンゲージメントも行う。

 具体的には、まず、アパレル廃棄物そのものの削減と、リサイクルした再生原料の使用増、繊維リサイクル市場を発展させることで新たなバリューサークルをバングラデシュに構築することを等を進める。

 同イニシアチブは、2021年にはバングラデシュでの成果をまとめたハンドブックを作成し、ベトナムやインドネシア等のバングラデシュ以外の国でも横展開できるようにしていく。

【参照ページ】LEADING FASHION PLAYERS IMPLEMENT CIRCULAR SYSTEMS IN BANGLADESH

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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