小売世界大手仏カルフールは1月21日、ポーランドのスーパーマーケット全店舗で消費期限切れ直前の食品を最大90%値引き販売するキャンペーン「STOP Wasting Food」を開始すると発表した。食品ロスを削減するとともに、頻繁に店舗を訪れる人に安く購入する機会を提供するという。
同社は現在、廃棄物を全般的に削減する「STOP Waste」を展開しており、今回の食品ロスの削減もその一環。ちなみに食品廃棄物のうち可食部の廃棄物のことを食品ロスという。
カルフールによると、ポーランドでは一人当たり毎日50ポーランドズロチ(約1,400円)の食品ロスが発生しているという。これは全欧州諸国の中で5番目に多い。
今回の発表では、ポーランドの全店舗に消費期限切れの特設コーナーを設置。買いたい人に素早く視認できるようにする。また先んじて2020年11月16日から2020年12月1日までは、店舗内に食品ロスを減らすことを呼びかける案内も掲げるキャンペーンも展開した。ポーランドで2019年9月に施行された食品廃棄物防止法は、食品関係企業に1年に2週間以上、食品廃棄物削減を呼びかけるキャンペーンを義務付けるとともに、ロスになる前の食品をNGOに無償でき寄付することも義務付けている。
【参照ページ】SAVE FROM WASTE PRODUCTS CHEAPER UP TO 90% AVAILABLE IN ALL CARREFOUR SUPER- AND HYPERMARKETS IN POLAND
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