英小売大手テスコは1月20日、同社として初、また小売企業では世界初のサステナビリティ・リンク・ボンドを発行した。発行額は7.5億ポンド(約1,100億円)。年限8.5年。利率0.375%。
同社は2020年10月、同社初のサステナビリティ・リンク・ローン型のコミットメントラインを3,400億円分設定しており、今回はそれに次ぐサステナビリティ・リンク・ボンドの発行となった。
【参考】【イギリス】テスコ、サステナビリティ・リンク・ローン融資枠3400億円設定。環境3項目でKPI(2020年10月15日)
同ボンドでは、リンク・ローンとは異なり、新たにサステナビリティ・ボンド・フレームワークを策定。KPIを二酸化炭素排出量に一本化。2025年までにスコープ1とスコープ2の排出量を2025年までに2015年比で60%削減することをSPTに設定した。同社は現時点で2015年比で50%削減を実現しており、今後さらに再生可能エネルギーでの電力調達割合を増やしにいく。セカンドオピニオンはサステイナリティクス。
テスコは、2009年にカーボンニュートラル目標を世界で初めて宣言し、1.5℃目標での科学的根拠に基づく削減目標設定イニシアチブ(SBTi)から承認を得た世界最初の企業でもある。同社の現在の目標は2035年までに英国事業でのカーボンニュートラルの達成することとしている。
【参照ページ】Tesco launches first sustainability-linked bond of €750m
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