航空宇宙機器開発世界大手米ボーイングは1月22日、同社が生産する民間航空機全てで、持続可能なジェット燃料(SAF)100%でも運航できる認証を2030年までに取得すると発表した。気候変動緩和策の一環。
【参考】【国際】世界経済フォーラム、持続可能なジェット燃料100%のフライト可能と発表。ロールスロイスは実証へ(2020年11月29日)
持続可能なジェット燃料は、廃油やバイオ原料等で生産するジェット燃料で、二酸化炭素排出量を80%以上削減できる。昨今、サプライチェーンでの二酸化炭素排出量削減を掲げる企業が相次いでおり、航空大手からも持続可能なジェット燃料への切り替え拡大を宣言する発表も出ており、ボーイングは今回、持続可能なジェットのみで運航できるライセンスを当局から正式に採ることで、同社の航空機の販売強化につながると判断した模様。
現在、ボーイング機の使用では、持続可能なジェット燃料を50%まで含有できる。しかし同社によると、2050年までに2005年比で航空業界の二酸化炭素排出量を半減させるためには、2050年までに持続可能なジェット燃料100%での運航を確立しなければいけないという。そのため、当局との協議も進め、持続可能なジェット燃料100%での運航環境を整備する。
【参照ページ】Boeing Commits to Deliver Commercial Airplanes Ready to Fly on 100% Sustainable Fuels
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