食品世界大手米カーギルと英イスラム金融フィンテックRizqは1月13日、食糧危機に陥っているパキスタンを救済するため、特に食糧難が申告な首都カラチのリヤリ地区に、フードバンク・ネットワーク「Cargill RizqBank」を創設すると発表した。年間約20万食の供給で、飢餓の根絶を目指す。
Cargill RizqBankは、カーギルとRizqが協働する新たなアクション。活動は4つで、コミュニティへの食料配給「RizqDaig」、食料不安を抱える家族への食料月次供給やコミュニティセンター建設「RizqRation」、低所得者向けの余剰食料の回収・貯蔵・配送「RizqBachao」、学生を巻き込み、食品廃棄物および飢餓ゼロを支援する「Rizq Future Generation Program」を展開する。いずれもRizgがITノウハウを提供し、カーギルは資金面と従業員のボランティア活動で協力する。
Cargill RizqBankは、リヤリ地区でのモデルが成功次第、パキスタン全土にサービス提供を拡大する予定。食品エコシステム上の各ステークホルダーを結びつける役割を期待し、自給自足が可能なコミュニティ形成に向けた青写真となることを目指す。
プロジェクトの第二段階では、Rizqが運営するクラウド型システム「ShareRizq」を活用し、C2C型の食料支援を可能にするプラットフォーム「RizqXchange」を立ち上げる予定。食料を寄付したい人と、食料を必要とする人をリアルタイムで効率的にマッチングする。
【参照ページ】Cargill and Rizq join forces to combat food insecurity in Pakistanb
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