電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟)は1月12日、サプライチェーン上での採用活動での強制労働関与を防ぐためのガイダンス「責任ある採用デューデリジェンス・ツールキット(RRT)」を発表した。RBA加盟企業及び、RBAの責任ある労働イニシアチブ(RLI)加盟企業にのみ公表されている。
同ガイダンスは、アップルと国際移住機関(IOM)が作成を主導。RBA加盟企業及びRLI加盟企業、サプライヤー、採用エージェント等からも意見を募集した。内容面では、経済協力開発機構(OECD)多国籍企業行動指針の付属文書である「責任ある企業行動のためのOECDデューデリジェンス」に基づき、具体的な実践内容を記している。
【参考】【国際】EICC、強制労働撲滅のための「責任ある労働イニシアチブ」設立。幅広い業界に加盟呼びかけ(2017年7月11日)
【参考】【国際】ウォルマート財団、RBAに1.2億円寄付。責任ある採用プログラムでの活動資金を強化(2020年11月4日)
主な内容としては、責任ある採用プロセスを、マネジメントシステムの中に組み入れることや、強制労働リスクの特定とアセスメント、結果のトラッキング、対処内容に関するコミュニケーション、救済へのアクセスや是正措置等を網羅している。
【参照ページ】RBA Releases Responsible Recruitment Due Diligence Toolkit
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