国際環境NGOの世界資源研究所(WRI)は12月17日、各国の政府関係者向けに、再生可能天然ガス(RNG)に関する政策ワーキングペーパーを発表した。再生可能ガスは、植物素材や家畜排泄物等をガス燃料として、二酸化炭素排出量削減効果があるが、他の課題もあるため、今回重要な論点を提示した。
今回のペーパーは、再生可能天然ガスに関する推進政策を考える上で、資源供給、資源ポテンシャル、排出量削減効果の3つの観点が重要と提示。各々についての検討課題についてチェックすべきポイントを示した。
また市場分析では、埋立廃棄物、廃水汚泥、食品廃棄物、動物排泄物等からの回収メタンガスの削減ポテンシャルを比較したところ、動物排泄物からのメタンガス回収は大きな削減効果が得られることがわかった。
その上で、分析結果から、RNGの中でも、再生可能天然ガスについては、現在メタンガスエネルギーを活用している大型車両の燃料や建物・工場での熱エネルギー燃料として活用することについては大きなメリットがあるとした。
同ペーパーでは、他にも、インセンティブ付、重要ルール等についての詳細も解説している。
【参照ページ】Renewable Natural Gas as a Climate Strategy: Guidance for State Policymakers
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