航空機世界大手仏エアバスは12月15日、2035年までに商業実用化させることを目指すゼロエミッション民間航空機のコンセプトモデル「ZEROe」で、新たな機種モデルを発表した。今回発表のモデルは、燃料電池(FC)駆動のプロペラを6基搭載している。
同社は9月に「ZEROe」を発表し、3つの機種モデルを紹介。今回は4機種目で「Pod」モデルと命名された。6つのプロペラは、8枚の羽を備え、各々がスタンドアローンだが連動して動く。着脱式が可能なため、充電時には取り外し、充電済みのものに取り替えることが可能。
【参考】【フランス】エアバス、CO2排出ゼロ航空機を2035年までに商用化へ。3つのコンセプトモデル発表(2020年9月24日)
エアバスは、燃料電池は、商用旅客機の規模を実現できる状態にはまだなっていないが、20席の従来型の小型機を2つのプロペラで飛行させることは可能になっていると言及。今後複数の機種モデルの調査を進め、大型旅客機に適したモデルを追究していく。特許取得も狙う。
【参照ページ】These pods could provide a blueprint for future hydrogen aircraft
【画像】Airbus
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