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【国際】リフィニティブ、同社端末でMSCIのESGスコア提供開始。ESG分野を大幅強化中

 金融情報世界大手米英リフィニティブは12月23日、同社の情報端末EikonとWorkspaceで、MSCI ESGリサーチの企業ESGスコアにアクセスできるようになったと発表した。同社は投資家需要の高まりを受け、ESGデータ提供を強化している。

 アクセスが可能となったのは、MSCIの企業ESGスコア、政府のESGスコア、業界調査、不祥事に関するレポート等。リフィニティブは、約1万社をカバーしている同社独自のESGデータも提供しているが、人気の高いMSCIスコアの掲載にも踏み切った。

 同社は7月には、ファンド単位でのESGスコアである「リフィニティブ・リッパー・ファンドESGスコア」の提供も開始している。33万以上のファンドをカバーするリフィニティブ・リッパーのグローバルファンドデータベースと、グローバル時価総額の80%に相当する同社の独自のESGスコアを基に算出。スコア付与のファンドは約19,000本。株式型、債券型、ミックス型ファンドにまたがり、総額の純資産総額は15.7兆米ドル。

 また同社は12月17日、マネーロンダリングや金融犯罪に関するデータでも、デジタルIDと支払い検証、不正防止を手がけるGiact Systemsの買収を完了。同社の金融犯罪リスク・インテリジェンス・ソリューション「World-Check(ワールドチェック)」と組み合わせることで、情報の質を高めたている。

 8月には、同社のM&Aや投資意思決定でのデューデリジェンスをサポートする同社の「Enhanced Due Diligence」レポートでも、英Sigwatchが保有するNGO発信のESGデータを追加しており、同分野でもESGを強化している。

【参照ページ】リフィニティブ、ESG関連情報をさらに拡充
【参照ページ】リフィニティブ、サステナブル投資への移行を支援するリッパー・ファンドESGスコアを提供
【参照ページ】リフィニティブ、資金洗浄と金融犯罪の対策ツールを強化
【参照ページ】リフィニティブ、デューデリジェンスの調査範囲をESG要素まで拡大

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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