エネルギー世界大手イタリアEni、コンサルティング世界大手ボストンコンサルティンググループ(BCG)、IT世界大手米グーグルのクラウドサービス「グーグル・クラウド・プラットフォーム(GCP)」の3社は12月16日、各業界でサプライチェーン上のサステナビリティ・パフォーマンスを向上するためのナレッジやベストプラクティスを共有しあうデジタルプラットフォーム「Open-es」を構築すると発表した。まずエネルギー業界から着手する。
3社は、今回のプラットフォームの開発で専門性を持ち寄る。Eniは、エネルギー業界の知見や戦略的コミットメント。BCGは、ESGの目的や企業価値向上、成長モデル、プラットフォームの価値について、戦略的観点を提供。GCPは、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能(AI)に関する知見を提供する。
今回開発するエネルギー業界向けプラットフォームは、大企業から中小企業、スタートアップ企業、サービスプロバイダーまで、エネルギー業界のバリューチェーン全体のステークホルダーが参加可能。開発と運営資金はEniが負担し、参加企業は無料で使える。参加には、第三者機関が適格性を確認する制度を設ける予定。
同プラットフォームでは、サステナビリティに関する知見、将来計画、既存の規制に準拠した情報等を共有できるようにする。利用企業は、情報と知見を安全に利用でき、アクセス可能なリソースを限定することもできる。またGCPの機能を活用し、繋がりをマッピングを表示できるようにするなど、全体を可視化できるようにもする。
【参照ページ】Eni, the Boston Consulting Group and Google Cloud join forces to build a new open digital platform for companies committed to the energy transition
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