米航空宇宙局(NASA)は12月10日、ホームページ上の「科学者のコンセンサス:地球温暖化」のページを更新。2019年までの気温上昇の科学的データを掲載した。同ページでは、科学者の97%以上が、人間の社会活動により地球が温暖化していることに同意していると伝えている。
NASAは、地球観測を担当する行政機関として、古くから気候変動の問題に警鐘を鳴らしている。しかし、トランプ政権になり、政府機関として気候変動についての発言がしづらくなっていたが、2021年1月に新バイデン政権が誕生する見通した立ったことで、再び情報発信を積極化しつつある。
同ページでは、ピアレビュー付きの科学ジャーナルにおいて、科学者の97%以上が人間の社会活動により地球が温暖化していることに同意していると記載。さらに2009年の時点で、米国の18の科学者団体が、気候変動が発生していることを米政府に伝えるためにまとめた共同声明書簡も掲載している。同書簡に署名をしていた機関は、アメリカ科学振興協会、アメリカ化学会、アメリカ地球物理学連合、アメリカ生体科学研究所、アメリカ気象学会、アメリカ農学協会、アメリカ植物生理学会、アメリカ統計学会、生態系研究センター協会、アメリカ植物学会、アメリカ作物科学協会、アメリカ生態学会、応用数理学会、系統生物学者協会、アメリカ土壌科学協会、大気研究大学連合、Natural Science Collections Alliance、Organization of Biological Field Stations。
【参照ページ】Scientific Consensus: Earth's Climate is Warming
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