世界保険大手英リーガル&ゼネラルの企業年金基金リーガル&ゼネラル・リタイアメント(LGR)は12月3日、運用資産807億米ドル(約8.4兆円)の運用ポートフォリオのカーボンフットプリントを2025年までに18.5%削減し、2030年までに50%削減すると発表した。
同年金基金の親会社リーガル&ゼネラルは、2050年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)実現を目標に設定。今回発表のコミットメントでは、同社の新たなLGRが英国にポジティブインパクトを与える投資を通じ、保険契約者の利益を継続的に確保する方法を概説したESGポリシーも策定した。
同ポリシーは、英ボリス・ジョンソン首相が11月に公表したグリーン産業革命に向けた10ポイント・アクションプランにも整合。環境観点では、ポートフォリオの脱炭素化に注力し、低炭素経済への移行を推進する。社会的影響観点では、社会にポジティブなインパクトを与え、長期的な利益をもたらすプロジェクトに投資を行い、地域および世界の経済成長を促進。ガバナンス観点では、社会のレジリエンスを高めるため、ESGを含む財務関連リスクを測定・管理する。
【参考】【イギリス】首相、2030年ガソリン・ディーゼル新車販売禁止方針表明。脱炭素に向け10重点施策も発表(2020年11月19日)
【参照ページ】Legal & General to halve £81bn annuity portfolio’s carbon emissions by 2030
【参照レポート】Embedding ESG within the heart of Legal & General Retirement
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら