国際環境NGOのThe Climate Group(TCG)は12月3日、2050年までに製鉄での二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)にコミットする国際イニシアチブ「SteelZero」を発足した。製鉄業界に対し、ユーザー企業の声を結集し、カーボンニュートラルを迫っていく狙いがある。
発足時の加盟企業は、BHC、オーステッド、レンドリース、メイス、グロブナー・グループの英国・アイルランド法人、ボーン・グループ、Multiplex Construction Europe、WSP UKの8社。このうちBHCは構造用鋼鉄の英製鉄大手で、鉄鋼加工企業からのコミットメント。その他5社は、建設・不動産会社が中心で製鉄企業にとってはエンドユーザー企業に該当する。
同イニシアチブでは、2050年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)の鉄鋼の調達、加工、使用を目指すことを公言した上で、2030年までに使用量の50%で同目標を実現することを要求している。
The Climate Group(TCG)は、再生可能エネルギー100%での事業運営にコミットする国際イニシアチブ「RE100」や、社用車EVへの切り替えを目指す「EV100」の運営企業として知られている。同イニシアチブでは、製鉄でのサステナビリティ向上イニシアチブ「ResponsibleSteel」
【参考】【国際】タタ・スチール、サステナブル鉄鋼推進ResponsibleSteelに加盟。最大の正会員企業に(2020年10月3日)
【参照ページ】Net zero steel: what does it mean and how do we get there?
【参照ページ】SteelZero
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