消費財世界大手米P&Gのブランド「パンテーン」のカナダ・チームは11月20日、LGBTQ2S+の自己表現に関する認識向上キャンペーン「Hair Has No Gender」を開始した。LGBTQ2S+とは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー、クエスチョニング(性自認や性的指向を未特定)、クィア(非典型的なジェンダー)、トゥー・スピリット(男性性と女性性を両方兼ねる北米先住民族で認められているジェンダー)を指す。
トランスジェンダーやノンバイナリーの人々にとって、髪型は中心的な役割。一方、自身の内面を表現することにより、差別や性別の誤認等に繋がることもしばしばあると指摘。今回のキャンペーンでは、LGBTQ2S+の人々が、自分自身を世界に示す自信を得るため、髪の持つ力と、周囲の支援について共有。同テーマに関するYouTubeでのドラマ配信も行う。
また同社は、ヘアスタイリストのクリスティン・ランキン氏設立のジェンダー・アファーマティブ推進「ドレスコード・プロジェクト(DCP)」と協働。DCPは、ランキン氏が在住のカナダ・トロントから運動を開始し、グローバルに規模を拡大する野望を持っている。DCPとの協働を表明したヘアケア用品企業は、P&Gが初。ヘアスタイリストに対するインクルージョンに関する研修等を促進していく。
【参照ページ】Pantene Launches New Chapter in Global ‘Hair Has No Gender’ Project in Support of the LGBTQ2S+ Community, Exploring the Power of Hair and Support to Express Identity
【参照ページ】Dresscode Project
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