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【国際】GRESBインフラストラクチャー、2020年結果発表。申請数も評価も大きく躍進

 国際ESG不動産評価機関GRESB(グローバル・リアルエステイト・サステナビリティ・ベンチマーク)は11月12日、2020年の「GRESBインフラストラクチャー」の評価結果を公表した。ポートフォリオ単位評価では75件、物件単位評価では426アセットと1,354施設が申請し、評価を受けた。

 GRESBインフラストラクチャー評価は現在、ポートフォリオ単位評価「ファンド・アセスメント」、物件単位評価「アセット・アセスメント」、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)ガイドラインに基づき移行リスクと物理的リスクへの耐性を評価する「レジリエンス・モジュール」、上場インフラ企業インデックス「GLIO Global Coverage Index」等の採用234zx銘柄に関する情報開示度を評価する「パブリック・ディスクロージャー」の4種類がある。

 ファンド・アセスメントでは、75ファンドが参加。カバー範囲は、「IPE Real Assets’ Top 100 Infrastructure Investment Managers」に選定された100社で32%、「Infrastructure Investor Top 50」で38%。アセット・アセスメントでは、前年から対象物件数が8%増加し、59ヶ国から申込企業が出た。カバー業種では、33業種のうち32業種で1物件以上の申込が出た形となった。

 パブリック・ディスクロージャーでは、上場インフラ関連企業の情報透明性を評価し、今年中に同データを活用した株式インデックス「GLIO/GRESB Index」をリリースする予定。レジリエンス・モジュールは、任意の追加応募サービスだが、今年は22ファンド、98アセットが参加し、前年から60%増えた。

 全体総括では、多くのファンドとアセットが、平均点を10点から15点伸ばし、大きな改善が見られた。特にアセット・アセスメントでは、別途評価されている「GRESB不動産」と合わせても、史上初の100点満点が出た。

 今回、ファンド・アセスメントと、アセット・アセスメントでは、各分類の首位企業が公表されたが、日本のファンドや物件はゼロだった。

【参照ページ】Global real estate sector improves ESG performance but more effort needed to reach global goals
【参照ページ】ESG reporting and benchmarking in the Infrastructure sector moves into the mainstream

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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