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【ドイツ】ヘンケル、主力商品の消費財製品容器を再生プラに大幅切替完了。植物由来素材も

 ドイツ消費財大手ヘンケルは10月23日、同社のヘア・ボディケアブランド「Nature Box」、ヘアケアブランド「Syoss」、「Gliss Kur」をリニューアルし、パッケージの環境サステナビリティを向上させたと発表した。同社は、2025年までに全製品を100%リサイクルまたはリユース可能なパッケージにする目標を掲げている。

 Nature Boxは、プラスチック廃棄物を回収した個人に現金や製品を交換するPlastic Bank運営プロジェクト「Social Plastic」とのコラボレーションも実施。同ブランドのボトル生産には、Social Plasticを用いて回収したリサイクル原料を98%使用。今後さらに着色成分を含む残りの2%分も、Social Plasticに対応できるリサイクル原料に切替えていく。

 またNature Boxは9月、植物由来製品の国際認証「コスモス・ナチュラル」を取得。これにより、Natural Boxに含まれる成分は98%が植物由来であり、動物由来の成分を一切使用しないヴィーガン製品であることも証明された。コスモス・ナチュラル認証は、「コスモス認証」シリーズの一つで、他には有機農法製品の付与される「コスモス・オーガニック」認証がある。コスモス認証は、仏COSMEBIO(コスメビオ)、仏ECOCERT(エコサート)、独BDIH(ドイツ化粧品医薬品商工連盟)、英Soil Association(英国土壌協会)、イタリアICEAの5団体が共同運営しており、Nature Boxはエコサートから認証を受けた。

 黒色の容器が特徴のSyossは、再生可能なカーボンブラックを容器原料に採用した。黒色のプラスチック容器には、しばしばカーボンブラックが使用されているが、廃棄物から原料を抽出することが困難で、リサイクルに課題があった。そこで今回、再生可能なカーボンブラックを採用し、これにより同ブランドの全シャンプーボトルの98%がリサイクル可能となった。

 加えて「シュワルツコフ」ブランドの主力トリートメント商品「Gliss Kur」も8月25日、植物由来成分を96%にまで高め、容器でも再生素材を活用したと発表している。

【ドイツ】ヘンケル、主力トリートメントGliss Kurで植物由来成分を96%にまで向上。容器でも再生素材活用(2020年9月1日)

【参照ページ】Henkel advances sustainable packaging in its Beauty Care portfolio
【画像】Henkel

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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