電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟、旧EICC)の紛争鉱物フリー推進イニシアチブ「責任ある鉱物イニシアチブ(RMI、旧CFSI)」は11月4日、EU紛争鉱物規則(CMR)が2021年1月1日から施行されることに伴い、関連企業に準備を促した。
【参考】【EU】欧州委、紛争鉱物デューデリ関連の情報ポータルサイト開設。2021年からEU紛争鉱物規則施行(2019年11月24日)
【参考】【EU】欧州委、EU理事会、欧州議会。紛争鉱物規制のためEU法整備で合意(2016年12月8日)
同規則が対象としている鉱物は、米ドッド=フランク法と同じく、スズ、タングステン、タンタル、金の4種。海外から4種を輸入するEU域内企業に対し、武装集団や反政府勢力が関与していないことを確認するデューデリジェンスと、デューデリジェンス結果の開示を義務化している。米ドッド=フランク法と異なり、対象国はコンゴ民主共和国だけでなく全世界。但し、輸入事業者以外には追加義務を課さない。但し、輸入事業者以外にも自発的な開示を推奨している。
同規則は、2023年1月1日までに欧州委員会が規制内容をレビューすることも義務化している。そのため、今後規制内容が変わる可能性がある。
【参照ページ】RBA AND RMI EU CONFLICT MINERALS REGULATION PREPAREDNESS
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら