米マイノリティ・キャリア推進NGOのManagement Leadership for Tomorrow(MLT)は10月21日、アフリカ系米国人の労働差別撤廃に関する認証「MLT Black Equity at Work Certification」をリリースしたと発表した。取得することで、人種差別撲滅を明確に実施している証となる。
MLTは、ハーバード・ビジネス・スクール出身のジョン・ライス氏が2002年に発足した団体で、アフリカ系、ヒスパニック系等のマイノリティのキャリア支援や雇用創出活動を展開している。ライス氏は、ディズニーやナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)での勤務経験もあり、一貫して人種ダイバーシティ&インクルージョンに関わってきた。
今回策定の認証は、米国で人種差別問題があらためてクローズアップされ、企業からの積極的な改善策が打ち出される中、第三者からアクションレベルを認定することで、ロールモデルとしていく狙いがある。
同認証の審査では、各職階でのアフリカ系の割合、給与の平等、職場での人種差別撤廃措置、事業を通じた人種差別撤廃、人種差別に向けた寄付や投資の5つの観点からチェックされる。
MLTは、2021年にはヒスパニック系を対象とした「LatinX Equity at Work Certification」認証もリリースする考え。
【参照ページ】Driving Action & Accountability on Black Equity in Corporate America
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