決済世界大手米ペイパル・ホールディングスは10月28日、アフリカ系およびラテン系米国人が率いるベンチャーキャピタル8社に対し、5,000万米ドル(約52億円)を投資する。同アクションは、非白人が経営する企業を支援し、過小評価されているマイノリティ社会を強化する等、人種平等に向け5.3億米ドル(約554億円)を投資するという同社目標の一環。
今回投資対象となったのは、Chingona Ventures、Fearless Fund、Harlem Capita、Precursor Ventures、Slauson & Co.、VamosVentures、Zeal Capital Partners等。特に金融サービス、商取引、支払いインフラ等、ペイパル戦略的に関連する分野でのスタートアップ企業に対しては、同社自身のベンチャーキャピタル「ペイパル・ベンチャーズ」を通じ、シリーズAからレイター期の投資を行う。
また同社は、アフリカ系およびラテン系米国人大学院生を対象に、学期毎に3カ月間のフェローシップの提供を開始。学生に対し、コーチングや研修、メンタリングを行うとした。
同社は8月、アフリカ系米国人所有の銀行サウスカロライナ州Optus Bankに対し、500万米ドル(約10.5億円)を寄付。中小企業の安定と再開を支援。さらに9月には、新型コロナウイルス・パンデミックからの復興に向け、アフリカ系米国人所有の企業を支援するNGO20団体に対し、500万米ドル(約5.2億円)も寄付も行っている。
【参照ページ】PayPal Invests $50 Million in Black and Latinx-Led Venture Capital Funds
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