EU域内の政策金融機関6銀行が参画するサーキュラーエコノミー合同イニシアチブ(JICE)は10月22日、活動初年度の2019年に合計27億ユーロ(約3,400億円)の投融資や債務保証を実施したと発表した。同イニシアチブは、2023年までに100億米ドル(約1.2兆円)を投融資することを目指している。
同イニシアチブに参画している金融機関は、欧州投資銀行(EIB)、独kfW、仏預金供託金庫(CDC)、イタリア預託貸付公庫(CDP)、スペイン開発金融公庫(ICO)、ポーランドのBank Gospodarstwa Krajowego(BGK)。
同イニシアチブでは、産業をサーキュラーエコノミー型に転換していくことに資する企業にファイナンスしている。2019年には、農業、工業、モビリティ、都市開発、廃棄物・廃水マネジメント等の分野に資金を投じた。
投融資先の主要な企業としては、草を原料とするドイツの製紙スタートアップCREAPAPER、高級ブランド品の中古品売買EコマースVestiaire、スペインの廃水再利用・リサイクルAquaservice、廃ビル再活用Palazzo delle Finanze、精肉所での食品廃棄物削減Starmeatがある。
【参照ページ】The Joint Initiative on Circular Economy reaches over a quarter of its five-year target and supports ground-breaking circular economy projects
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