花王とインドネシア・パーム油加工大手アピカルグループ、インドネシア・パーム生産大手アジアンアグリの3社は10月14日、パーム油の持続可能なサプライチェーンの構築をめざし、インドネシアの小規模パーム農家の生産性向上と、パーム油のサステナビリティ認証RSPO認証の取得を支援するプログラム「SMILE(SMallholder Inclusion for better Livelihood & Empowerment program)」を開始すると発表した。
花王は今回、インドネシアでのパーム生産量の約30%を占める小規模パーム農園では、生産技術に関する情報不足のため生産性が低く、貧困や劣悪な生活環境にあると指摘。熱帯雨林を保護するため、新規農園開発の抑制しながら収量増による生産量の向上を実現し、サステナビリティに関する改善が必要との考えもみせた。
そのための今回のプログラムでは、生産性の向上、RSPO認証取得、労働安全衛生対策の導入の3つを支援活動内容とし、インドネシアの北スマトラ州、リアウ州。ジャンビ州の小規模パーム農園数約5,000件(約18,000ha)を目標として掲げた。実施期間は2020年から2030年の11年間。
【参照ページ】花王、アピカルグループ、アジアンアグリがインドネシアの小規模パーム農園の支援プログラム「SMILE」を開始
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