英ビジネス・エネルギー・産業戦略省は9月22日、英国を代表する株式指数「FTSE350」採用企業の取締役の3分の1を女性するという目標を初めて達成したと発表した。英国では、政府調査報告書「ハンプトン・アレクサンダー・レビュー」の中で、2020年末までにFTSE350企業の女性取締役比率を33%以上に引き上げることを政策目標としていたが、ついに達成した形となった。
【参考】【イギリス】FTSE100企業において女性取締役の割合33%達成。日常的な性差別の課題指摘(2020年2月14日)
英国では、今年2月の調査の時点で、「FTSE100」の採用企業では、取締役の3分の1を女性するという目標を先に達成。今回「FTSE350」でも達成できたこととなる。昨年との比較では3.8ポイント上昇した。
しかし今回の調査では、企業単位では、FTSE350企業のうち41%が、女性取締役を3分の1以上にするという目標を達成できていなかった。そのため、同省のアロク・シャーマ相は今回、2020年末までに350社全てで同目標を達成するよう促した。
またFTSE250企業では、女性取締役が一人しかいない状態が続いている企業が18社が、女性取締役が未だに一人もいない企業も1社あったことにも言及した。それでも2011年には女性取締役がゼロだった企業が152社と大半だった状態からは大きく改善した。
【参照ページ】Women make up more than a third of all board members across the FTSE 350 for the first time
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