国際環境NGOのThe Climate Group(TCG)は9月22日、BTグループとの間で発足した社用車の電気自動車(EV)切り替え推進イニシアチブ「UK Electric Fleets Alliance」について、加盟の大企業数が27に達したと発表した。英国の運輸・交通大手5社のうちすでに4社が加盟を果たした。
【参考】【イギリス】The Climate GroupとBT、2030年までの新車100%EV化で新イニシアチブ発足(2020年6月5日)
同イニシアチブは、英国政府は、2040年以降、ガソリン・ディーゼル自動車の新車販売を中止することを決めており、最近2035年に前倒しする政策を検討しているが、同イニシアチブは、さらに早く2030年に前倒しするよう政府に働かきかけている。また、EVへの移行を推進するため、政府に対し、自動車メーカーへのEV転換またはFCVの新車生産で年間の法定生産台数増加率設定、EVやEV充電ステーションへの補助金の継続、英国全土への公共EV充電ステーションの設置加速も要請している。
同イニシアチブには、社用車保有台数の多い企業が多数加盟した。7月15日にまでに、BT、Ingkaグループ(IKEA)、ユニリーバ、エンジー、アングリアン・ウォーター、スコティッシュ・パワー(イベルドローラ・グループ)、オーステッド、セントリカ、ナットウエスト・グループ、タスカー、リースプラン、日立キャピタルUK等21社が加盟。合計社用車数は40万台に達した。
さらに9月22日までに、テスコ、イーオン、ロンドン・ヒースロー空港、Lime等6社が加盟した。また、同イニシアチブは英政府に対し、EVやEV充電ステーションへの投融資拡大の制度を導入することも新たに要請した。
【参照ページ】TESCO JOINS CALL ON UK GOVERNMENT TO FAST-TRACK MOVE TO ZERO-EMISSION CARS AND VANS TO 2030
【参照ページ】MAJOR BUSINESSES CALL FOR ACCELERATED EV SWITCHOVER AS NEXT STEP IN UK’S GREEN RECOVERY
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