ファーストフード世界大手米マクドナルドは9月25日、カナダのじゃがいも食品加工大手マケインと協働で、英国のじゃがいも農家のレジリエンスを支援する基金「サステナブル・マックフライ・ファンド」を設立したと発表した。マケインは、マクドナルドにマックフライを供給しているサプライヤー。
同基金の規模は100万ポンド(約1.4億円)。マクドナルド・フライドポテト用のじゃがいもを生産している英国農家に対し、土壌品質向上や節水できる新たな農業技術導入と研修実施するために拠出する。耕作機械や灌漑設備、作物モニタリングの設備を導入することや、農家自身の研究調査にも資金を拠出する。
現在、英国での農業は、同国の二酸化炭素排出量全体の12%を占める。英国政府は2050年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)にすることを法定目標として定めており、農業での脱炭素化も急務となっている。
農業は、気候変動緩和と気候変動適用の双方の重要性が高い分野。農家には小規模事業者も多く、サプライチェーンの中で大企業が農家を支援していくことが求められている。
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