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【EU】欧州中央銀行、サステナビリティ・リンク・ボンドを量的緩和政策としての資産買入対象に

 欧州中央銀行(ECB)は9月22日、量的緩和政策として実施されているパンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)や資産購入プログラム(APP)において、一定の条件を満たすサステナビリティ・リンク・ボンドも担保適格とすることを決定した。2021年1月1日から適用される。

【参考】【ヨーロッパ】ECBと英銀、新型コロナで市中銀行への優遇融資と資産買入プログラム増額を発表(2020年4月10日)

 今回の決定で適格性を認められるサステナビリティ・リンク・ボンドは、EUタクソノミー規則、あるいは気候変動もしくは環境破壊に関する国連持続可能な開発目標(SDGs)の目標がSPTとして設定されている必要がある。信用格付がジャンク債でも適格性が認められる可能性がある。

 ECBは今回の決定について、サステナブルファイナンス分野でのイノベーションを支援するためと伝えた。量的緩和政策で環境インパクトも重視する考え方については「グリーン量的緩和」という言葉も生まれてきている。

【参考】【国際】中銀・金融当局連合NGFS、中央銀行のESG投資ガイダンス発行。気候変動は金融リスクの発生源(2019年10月20日)

【参照ページ】ECB to accept sustainability-linked bonds as collateral

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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