食品世界大手スイスのネスレのコーヒーブランド「ネスプレッソ」は9月17日、店舗提供のコーヒー豆と自宅用のコーヒーカプセルの製品ライフサイクルについて、2022年までに二酸化炭素ネット排出量(カーボンニュートラル)を実現すると発表した。サプライチェーンでの再生可能エネルギー導入を進めるとともに、それでも残る排出量については、カーボンオフセットを活用する。
ネスプレッソは2017年の時点ですでに自社事業でのカーボンニュートラルを実現しており、2010年比で二酸化炭素排出量を30%削減しつつ、カーボンオフセットを活用している。今回の発表では、カーボンニュートラルの対象を製品ライフサイクル全体にまで広げ、自社以外での排出分についてもオフセットする。
カーボンオフセットでは、コーヒー生産の悪名高い副作用だった森林破壊をテーマとし、コーヒー農園の周辺に植林することで、炭素固定と土壌改善を狙う。さらに農場周辺に太陽光発電や風力発電も設置する。再生可能エネルギーの設置では、コロンビア、グアテマラ、エチオピア、コスタリカ等15ヶ国を対象とし、合計11万以上の農家に対し再生可能エネルギー電力を届ける。
【参照ページ】EVERY CUP OF NESPRESSO COFFEE WILL BE CARBON NEUTRAL BY 2022
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