世界経済フォーラム(WEF)と米ロサンゼルス市政府は9月15日、アーバンエアモビリティ(空の移動)を実現するための7原則「Principles of the Urban Sky」を提示した。アーバンエアモビリティとは「都市空間で人を乗せて飛行する移動手段」のこと。
今回策定された7原則は、「(環境)サステナビリティ」「低い騒音」「地域での雇用創出」「安全性」「アクセスの衡平性」「既存の交通手段とのコネクティビティ」「目的志向のデータ共有」の7つ。各々の原則に付き、重要性を伝える背景と担保すべき内容を設定した。策定にあたっては、9ヶ月間をかけ、製造業、サービスプロバイダー、インフラ開発事業者、学者、地域機関、政府との協議を進めていた。
今回の7原則の策定は、WEFとロサンゼルス市長室との共同プロジェクトの成果物。特にロサンゼルス交通局が策定に大きく貢献した。また米連邦政府の米航空宇宙局(NASA)や連邦航空局(FAA)も協力した。
WEFとロサンゼルス市は今後、ロサンゼルス市での政策ロードマップの開発を進め、順次成果物を公表していく。予定では、まず社会実装の段階と期待される到達点をまとめ、その後、必要なインフラ投資分野、各ステークホルダーの役割と責任、潜在的な資金メカニズム、社会・環境インパクトについても整理し、提示していく。
【参照ページ】World Economic Forum and City of Los Angeles Release Principles for Making Inclusive Aerial Mobility a Reality in Cities
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら