メキシコ財務省は9月14日、同国として初となるサステナビリティボンド国債を7.5億ユーロ(約930億円)発行したと発表した。サステナブルボンド型の国債は、中南米ではすでにチリ政府がグリーンボンド国債を発行しており、メキシコ政府は1月にサステナビリティボンド発行の計画を表明していた。
今回発行の債券は年限7年。クーポン1.3%。同省の発表によると、267の機関投資家から注文が入ったという。主幹事は、BNPパリバ、クレディ・アグリコルCIB、ナティクシス。サステナビリティボンド・ストラクチャリング・アドバイザーはナティクシス。
メキシコ財務省は、今回のサステナビリティボンド国債の発行に際し、2月にフレームワークを発表。国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)、ソーシャルボンド原則(SBP)、サステナビリティボンド・ガイドライン(SBG)に準拠する形でサステナビリティボンドを発行するとし、ラベル名称を「SDGsボンド」とした。
資金使途としては、国連持続可能な開発目標(SDGs)の目標2、3、4、6、7、8、9、11、13、14、15の中から、ICMAのガイドラインに該当する内容を設定。具体的なインパクト指標も定めた。
同フレームワークに対しては、Vigeo EIRISがセカンドオピニオンを提供するとともに、国連開発計画(UNDP)も意義を確認するオピニオン書を提出した。
【参照ページ】Historic $890 million Sustainable Development Goals Bond issued by Mexico
【参照ページ】Mexico’s SDG Bond Framework: a two-fold eligibility and unique governance
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