代替肉世界大手米ビヨンド・ミートは9月38日、中国で代替肉の生産工場を建設すると発表した。外資の代替肉企業が中国で工場を建設するのは今回が初。世界の食肉の3分の1を消費している中国では、代替肉市場が急成長しており、ビヨンド・ミートも現地生産に乗り出した。
今回建設予定の工場は、上海に近い嘉興経済技術開発区を予定しており、牛肉、豚肉、鶏肉での同社ブランドの代替肉を生産する。
ビヨンド・ミートは、4月以降、スターバックスやヤム・チャイナとの間で、代替肉供給を本格化。アリババグループの小売スーパーでも代替肉ハンバーグの販売を開始している。
【参考】【中国】ビヨンド・ミート、スターバックス3300店舗で代替肉活用商品の販売開始。中国初進出(2020年4月24日)
【参考】【中国】ケンタッキー、カーギル提供の植物由来チキンナゲット試験販売。中国で代替肉関心高まる(2020年4月30日)
【参考】【中国】ヤム・チャイナ、ビヨンド・バーガーと提携。KFCやピザハットで代替肉バーガー販売(2020年6月10日)
【参考】【中国】アリババグループの小売スーパー、ビヨンド・ミートの代替肉ハンバーグの販売開始(2020年7月4日)
中国では、代替肉市場の可能性を目をつけ、新興企業が続々と誕生している。2012年創業の香港企業Green Mondayは、代替肉開発・生産オムニフーズと、代替肉レストラングリーン・コモンの事業を展開し、急成長。また2019年にはStarfield(星期零)が、2020年にはHey Maetが創業し、直後から中国及び海外からのベンチャーキャピタルから次々と出資を獲得。両社ともに、すでに国内レストランで数千店規模の供給契約を締結しており、急速に事業のスケールを拡大している。
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