ITサービス世界大手米TikTokは8月21日、SNS上のヘイトスピーチやヘイト投稿を撲滅するため、5つの新たなアクションを実施すると発表した。TikTokは、中国のByteDance(字節躍動)が株主になっており、目下米国では事業の強制停止もしくは強制売却が迫られる中、ヘイト対策については当初の予定通り粛々と進めている。
今回のアクションではまず、SNS運営上のコミュニティ・ガイドラインの禁止行為に、ヘイトスピーチやヘイト思想、ハラスメント、いじめを明確に禁止する行動規範を導入。ヘイトスピーチの定義としては、個人やグループを、人種、宗教、ジェンダー、国籍等に基づき攻撃、脅威、暴力行為の煽り、非人間的な扱いと定義し、幅広く適用する方針。方針の策定では専門家からのアドバイスも仰ぐ。そして、ヘイトスピーチの検知と削除を断行する。
また、ヘイトスピーチを繰り返すアカウントに対しては、アカウントの削除も実施する。同社は今回、2020年以降、すでに米国で動画38件をヘイトスピーチを理由に削除したことを明らかにした。また、アカウント1,300個も禁止した。また歌が強い投稿に対しては、削除だけでなく、検索への誘導、検索結果表示からの除外等の手法も組み合わせる。
それ以外には、同社のコンテンツ・モデレーターの教育、コミュニティ・ガイドライン運営に関する透明性の確保、ヘイトスピーチ検知能力向上への投資等を実施していく。
【参照ページ】Countering hate on TikTok
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