食品世界大手ネスレの北米飲料事業ネスレ・ウォーターズ・ノースアメリカ(NWNA)は8月20日、同社のカリフォルニア州オンタリオのボトリング工場が、工場周辺流域の持続可能な水利用に関する「Alliance for Water Stewardship(AWS)」認証の最高位プラチナ認証を獲得したと発表した。食品・飲料業界でプラチナ認証を得たのは同社が世界初。北米では全業種で初。
同社は2018年に、2025年までに世界全ての工場でAWS認証を取得するという目標を設定しており、すでにカリフォルニア州の全工場でAWS認証を取得済み。そして今回ついに最高位プラチナ評価を得るまでに至った。今回の審査は、SCSグローバル・サービシーズが担当した。
AWS認証は、水質、水消費量、地域の水ストレス、水と衛生(WASH)の改善、地域コミュニティへの影響等が審査される。また、水当局、NGO、地域コミュニティとの積極的なエンゲージメントも求められる。プラチナ認証は、各指標で高い基準を達成しているだけでなく、地域にプラスの効果をもたらしていると判断された証。NWNAは、カリフォルニア州水アクション協働ネットワーク(CWAC)に積極的に参加し、水系保全プロジェクトをリード。また、Pacific InstituteやCEO Water Mandateとも協働し、水目標設定のガイドラインを策定。米森林局とは、適応マネジメント計画(AMP)の策定にも携わった。
AWS認証は2019年3月にAWS認証の第2版を発行。NWNAは、すでに認証を取得した工場でも、第2版での認証獲得作業を進めている。
【参照ページ】Nestlé Waters Becomes First Food and Beverage Company in the World to Earn Platinum Rating under the Alliance for Water Stewardship Standard
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