Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【中南米】UNEP FIとCAF、78銀行の気候変動リスクマネジメントで調査実施。強化必要

 国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)とラテンアメリカ開発銀行(CAF)は8月6日、気候変動をリスクマネジメントの中に組み込む手法を解説したレポートを発表した。ラテンアメリカ銀行協会(FELABAN)も協力した。

 同調査では、中南米の11ヶ国78銀行が参加。参加銀行の資産総額は中南米全体の54%を占める。但し、チリ、コロンビア、メキシコは、各々の国で同様の調査が行われていたため、今回のレポートからは除外した。

 同調査では、ESGを業務に組み入れているほど、気候変動リスク分析がしやすくなっていることがわかった。また、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に関する知見が高いほど、気候変動リスクマネジメントが長けていることもわかった。また資産規模の大きい銀行ほど、マネジメントが進んでいた。

 サステナビリティレポートを活用した気候変動関連の情報開示は53%が実施。TCFDでは、46%が理解していると答えたが、12%が知見が高かった。但し41%の銀行は、気候変動に対し何の対策もしていなかった。気候変動から最も影響を受けるセクターでは、69%が農林業を挙げ、44%のエネルギー業界を上回った。物理的リスクでは、80%が洪水と答え、次が41%で旱魃だった。

【参照ページ】REPORT ON "HOW BANKS INCORPORATE CLIMATE CHANGE IN THEIR RISK MANAGEMENT - 1ST SURVEY IN LATIN AMERICA & THE CARIBBEAN"

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。