資源世界大手豪BHPは、チリのエスコンディーダ鉱山およびスペンス鉱山での銅採掘事業で調達してきた石炭火力発電電力の購入契約を2021年8月に終了する契約を締結した。同社は2019年10月に両鉱山での使用電力を100%再生可能エネルギーに切り替えることを宣言。予定通り実行した。
【参考】【チリ】BHP、銅山2ヶ所での使用電力を2020年代中頃までに100%再エネに転換。コスト20%削減(2019年10月24日)
BHPの2019年10月の発表では、両鉱山での100%再生可能エネルギー化のタイミングを「2020年代中頃」としていたが、最終的に2021年8月と非常に早いタイミングとなった。今回の発表は、発電側のAES Generが現地の証券取引所に8月7日に提出した書類で明らかとなった。BHPが支払う違約金は当初は7.8億米ドルとされていたが、最終的に8.4億米ドルとなった。
両鉱山は、2008年からAEG Generから石炭火力発電電力の購入を開始。契約期限はエスコンディーダ鉱山が2029年、スペンス鉱山が2026年に設定されていた。エスコンディーダ鉱山は、世界最大の銅鉱山。
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