国連総会は8月3日、2021年の持続可能な開発目標に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)の重要テーマを定める決議を採択した。国際持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標のうち、9つの目標に重点を置くことを決めた。
同決議は、「沈黙手続き」の手法で可決された。沈黙手続きは、異議がある場合にのみ発議し、発議がなければ採択されるというもの。事前には各国の国連代表部による意見表明も行った後、ジョージアとベニンの国連代表部が一部表現に反対。両国が他の加盟国と調整し、最終的に決まった。今回の合意形成過程では、新型コロナウイルス・パンデミック情勢を受け、パンデミックからの復興が色濃く反映され、パンデミック復興との関連性の高い9つのテーマが2021年にレビューする重点項目に設定された。
設定された9つの目標は、
- 目標1「貧困ゼロ」
- 目標2「飢餓ゼロ」
- 目標3「健康とウェルビーイング
- 目標8「ディーセント・ワークと経済成長
- 目標10「不平等低減
- 目標12「責任ある消費と生産
- 目標13「気候変動
- 目標16「平和・正義」
- 目標17「パートナーシップ」
同決議では、第1期が2020年から2023年と設定されている4年毎のレビューサイクルの中では、他の目標についてもレビューしていくことを確認した。
【参照ページ】Review Process of the Economic and Social Council and the High-level Political Forum
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