世界自然保護基金(WWF)は8月6日、投資運用会社GMOの創業者が2005年に設立した財団Jeremy and Hannelore Grantham Environmental Trustからの資金援助を受け、フェロー諸島の海藻養殖大手Ocean Rainforestに対し、85万米ドル(約9,000万円)のインパクト投資を実行すると発表した。沖合の海藻生産を拡大・成長を加速させる。
今回の出資により、WWFは、Ocean Rainforestに対し、環境保全と社会課題に対応できる海藻生産テクノロジーや生産方式の導入を支援する。WWFは、今回のアクションから、海藻生産に対する実証データも収集し、業界全体の慣行改善にも活かしていく考え。
海藻は、成長が早く二酸化炭素吸収効率も良い。淡水や土地への影響を最小限に抑えた上で二酸化炭素排出量を削減できるため、気候変動緩和に多いに資する。また海藻は、増加し続ける人口の食料にもなる。
WWFは、持続可能な水産養殖に注目しており、今後も生産者への資金支援でインパクト投資手法を活発化していくと伝えた。
【参照ページ】World Wildlife Fund Announces Investment in Seaweed Farming through Ocean Rainforest
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