欧州投資銀行(EIB)、国連開発計画(UNDP)、ITコンサルティングのベリングポイントは7月22日、新型コロナウイルス・パンデミックが拡大するアフリカでの対策のため、政府や企業向けにデジタルソリューションの重要性をまとめた分析レポートを発表した。同分野への投資拡大も求めた。
アフリカでは、新型コロナウイルス感染症に54万人以上が感染し、死者は12,000人以上。同レポートは、欧州とアフリカで展開されている100以上のデジタルソリューションを分析し、アフリカ30カ国でデジタル投資関係の50人以上を対象にしたインタビューも実施した。その結果、アフリカ諸国では、デジタルソリューションを動員することで、迅速に対策を講ずることができるとまとめた。
同レポートは、対策に資するデジタルソリューション分野として、「状況把握・コミュニケーション」「医療体制強化」「生活必需品支給」「社会的に脆弱な人々への支援」「経済・社会へのインパクト予測」の5つを挙げた。
(出所)EIB
その上で、デジタルソリューションを展開するためには、インフラ増強も含めて、12ヶ月間で合計6.8億ユーロ(約850億円)の資金が必要と算出。デジタルソリューションの展開能力に応じて、アフリカ諸国を3つのカテゴリーに分け、各々について実施すべきロードマップも提示した。
【参照ページ】United Nations Development Programme and EIB identify effective digital response to COVID-19 in Africa
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