日本経済新聞社(日経)は7月20日、は東京証券取引所に上場する不動産投資信託(REIT)を対象に、不動産のESG評価を行っているGRESBのスコアを用いた新たな市場インデックス「日経ESG-REIT指数」を設定した。東証は以前から、REIT向けのインデックスとして「東証REIT指数」を発表しているが、ESG投資への関心の高まりを受け、日経がESG型の指数を投入した形。
同インデックスは、「東証REIT指数」と同様に、時価総額加重平均型の指数だが、GRESBの5段階評価を活用し、係数をつける。具体的には、5つ星評価で係数が「1.5」、4つ星評価で係数が「1.4」、評価なしだと係数が「1」というように、星の数に応じてオーバーウエイトさせる方式。すなわち、評価を取得していないREITについては自ずとアンダーウエイトされることになる。
ユニバースは、東証に上場しているREIT。但し、流動性を担保するため、時価総額が200億円以上、直近1年間の1日平均売買代金が5,000万円以上のものに限定する。但し、前年度の採用銘柄については、時価総額100億円以上かつ直近1年間の1日平均売買代金が 2500 万円以上を満たす銘柄を対象とする。
構成銘柄の変更は毎年11月。基準日は10月31日。
また日経は同日、高利回りのREITを35本選定する「日経高利回りREIT指数」も発表した。
[2020.07.25訂正]
文章を一部修正した。
【参照ページ】「日経ESG-REIT指数」
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