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【カナダ】モルソン・クアーズ、再生プラ50%以上活用のビール缶梱包パックを試験導入。CO2削減

 飲料世界大手米モルソン・クアーズは7月16日、米再生プラスチック製造Hi-Coneと協働し、カナダ・オンタリオ州で販売するビール「Coors Light」の6缶パックの梱包リングで、再生プラスチックを50%以上活用する実証プログラムを開始すると発表した。

 モルソン・クアーズは2017年、飲料業界における喫緊の課題を対象に、2025年までのサステナビリティ目標を設定。今回発表した2020年のサステナビリティレポートでは、責任ある飲酒プログラムの提供や、水消費量、廃棄物の削減、持続可能な農業等について、同社2050年目標に向け、順調に進捗していると報告した。商品包装・容器については、すでに99%以上が再利用・リサイクル・堆肥化可能な素材になっている。

 今回の梱包リングは、Hi-Coneが開発した再生プラスチック50%含有の梱包リング「RingCycles」を用いる。RingCyclesを用いるのは同社が北米初。二酸化炭素排出量を削減できるという。2021年には米国とカナダ全体に対象を広げ、これにより同社の2025年目標の一つである再生プラスチック使用量30%の達成に近づくという。

 同社は、他のブランドでもサステナビリティへのアクションを加速している。例えば、子会社米Terrapin Beer Companyでは、ジョージア州の醸造所で最大の太陽光発電所を保有し、消費電力を100%太陽光発電に切り替えた。年間で最大339tの二酸化炭素排出量オフセットにつながっている。エネルギー使用量も約30%削減できている。また、同醸造所では、地域からの原料調達や連邦保護水源からの取水の他、地域農家に対し、家畜の飼料として使用済み穀物を寄付等を行った。

 モルソン・クアーズが2005年に買収したカナダCreemore Springs Breweryでは、1987年の創業からサステナビリティ経営を推進。ビール製品「Premium Lager」の6缶梱包リングでは、段ボールを80%再生した素材を活用しており、数日から数週間で生分解するものになってる。

【参照ページ】Molson Coors’ packaging is 99% sustainable, company says in latest ‘Our Imprint’ report
【参照ページ】Our Imprint 2020 Report
【画像】molsoncoors

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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