本田技研工業は7月10日、中国バッテリー大手CATL(寧徳時代新能源科技)の第三者割当増資を引き受け、同社の株式約1%を取得したと発表した。新エネルギー⾞⽤バッテリーに関する包括的なアライアンス契約を締結し、電気自動車(EV)の普及加速に向けた戦略パートナーシップを強化した。
CATLは、新エネルギー車用バッテリーシステムの研究開発・生産で世界をリードする企業。両社は、新エネルギー車用バッテリーの共同開発、及び将来基礎技術の共同研究を進めるとともに、本田技研工業はCATLから車載バッテリーの安定供給を確保する。また両社は、バッテリーリサイクル及びリユースに向けたスキーム構築の領域においても協議を開始する。
本田技研工業は、世界経済フォーラムの「バッテリーのサプライチェーンのサステナビリティを実現するための10指導原則」に署名しており、バッテリー・リサイクルの検討に乗り出す姿勢を示していた。CATLもバッテリー・リサイクルへの研究を進めている。
【参考】【国際】世界経済フォーラム、バッテリー・サプライチェーンで10指導原則策定。42機関署名。日本はホンダのみ(2020年1月28日)
CATLに対しては、トヨタ自動車やテスラとの提携も発表しており、車載バッテリーで世界の覇者としての地位を盤石なものにしてきている。
【参照ページ】CATLとHonda、新エネルギー⾞⽤バッテリーに関する包括的戦略アライアンス契約を締結
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