香料国際業界団体の国際香粧品香料協会(IFRA)と国際フレーバー工業協会(IOFI)は7月1日、化粧品と香料の新たな業界憲章を合同で制定した。加盟企業約100社が憲章に署名した。日本企業も複数署名した。
今回制定の憲章は、地球、社会、事業でのサステナビリティに自発的にコミットする「IFRA-IOFIサステナビリティ憲章」。具体的には、ライフサイクル・アプローチを採用し、原料調達でのサステナビリティ、環境フットプリント削減、従業員ウェルビーイング、製品安全性、透明性・パートナーシップの5つの注力領域で、合計17のコミットメントを定めた。
同憲章は、2016年から策定作業に入り、今回ついに正式に制定された。署名企業は、ジボダン、IFF、フィルメニッヒ、シムライズ、ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)、ロベルト、ケリーグループ、BASF、DSM、ペプシコ、MGインターナショナル・フレグランス、ソルベイ・アロマ・パフォーマンス等。日本企業では、高砂香料工業、長谷川香料、大宝香料、栄光堂、池田物産、伊那貿易、稲畑興業、小林香料、香栄興業、コーケンフード&フレーバー、協和香料、宮坂香料、武蔵野香料化学研究所、長岡香料、ネオネクリエーション、日本フレーバー工業、日進香料、小川香料、大槻香料、栄香料、三栄源エフ・エフ・アイ、佐々木香料店、盛香堂石田商店、塩野香料、湘南香料、大洋香料、種村商会、横山香料が署名した。
署名企業は、今後規定された17のコミットメントの具体的な進捗状況を事務局に報告し、事務局がレポートを作成する。初回発行は2021年前半となる予定。
【参照ページ】Fragrance and flavor industries launch new Charter committing to a more sustainable future
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら