国際民間航空機関(ICAO)は6月22日、国際線のカーボンオフセット及び削減スキーム(CORSIA)で、報告管理簿「CORSIA Central Registry(CCR)」をリリースしたと発表した。各国政府が排出量情報等を入力できる制度が整ったことで、いよいよ制度が動き出す。
【参考】【国際】ICAO理事会、国際線の二酸化炭素排出量算出・報告ルールを決定。2019年から導入(2018年7月13日)
CORSIAは、まず2021年から2026年の第1フェーズでは、自発的に参加を表明する国の航空会社が試験導入し、2027年から2035年の第2フェーズから小規模排出国や後発開発途上国などを除く全ICAO加盟国が適用が義務化される。第1段階に参加する国は、日本の他、米国、ヨーロッパ諸国、韓国、カナダなど、日本の他、中国、米国、ヨーロッパ諸国、韓国、カナダ等、中国とロシアを除くほとんどの主要国を含む87ヶ国が6月30日にまでに参加を表明。国際線輸送量は世界全体の77%をカバーする。
CCRには、航空会社、排出量認証機関、二酸化炭素排出量、排出オフセット量、燃料種別等の情報が入力、表示できるように設計された。
【参照ページ】Continued progress toward implementation of ICAO's Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation (CORSIA)
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