タイ労働省は6月18日、新型コロナウイルス・パンデミックでのロックダウン(都市封鎖)中に労働ビザが失効したミャンマーとカンボジアの移民労働者に対し、7月末までタイ国内での滞在と労働を認めることで、各々の政府の大使館と合意したと発表した。労働ビザが失効した該当者は10万人以上と見られる。
タイ労働省によると、移民労働者には通常4年間の労働ビザが発給され、失効する場合、5月から12月の間で母国へ帰国し、1ヶ月間滞在してビザを更新し、再びタイに入国するケースが多いという。しかし今回は、感染防止のため、タイ国内に留まったほうが安全との判断を下した。
タイでは目下、ミャンマー、カンボジア、ラオスからの移民労働者が約280万人いるが、すでに数十万人が失業し、母国へ帰国した。ラオス当局によると、過去2ヶ月で3,000人がタイからラオスに帰国しており、さらに今後も合計で20万人以上がラオスに帰国するとみているという。
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