星野リゾートとリサ・パートナーズは5月29日、日本国内の宿泊施設を対象とした「ホテル旅館ファンド(仮称)」を組成すると発表した。総額100億円規模を予定。2020年夏頃のファンド組成に向け、日本の機関投資家等に出資を呼び掛ける
同ファンドは、宿泊施設の取得・保有を通じて、新型コロナウイルスによる需要喪失に直面するホテル・旅館の事業者に対し、事業承継、事業譲渡支援、またはオフバランスによる資金調達の手段を提供。星野リゾートが、必要に応じて宿泊施設の運営又は経営改善支援を担う。
星野リゾートは日本政策投資銀行(DBJ)との間で、2015年12月に、総額20億円、運用期間10年の「星野リゾート旅館・ホテル運営サポート投資事業有限責任組合(1号ファンド)」を組成。2017年7月にも2号ファンドを組成している。リサ・パートナーズは、1998年創業で、2011年にNECキャピタルソリューションの完全子会社になった。金融・不動産を核にした投資銀行業務を行っている。両社は今回、新ファンドの運用会社としてH&Rアセットソリューションズを設立する。
また星野リゾートは同日、新型コロナウイルスの影響が観光業界に及び不安視される中、長期化するWithコロナ期における旅のあり方として「マイクロツーリズム」を提唱した。遠方や海外をイメージすることが多い「旅」を、地元に目を向けて楽しむ「マイクロツーリズム」を推進することで、コロナ期の旅行ニーズに合わせたサービスや地元を深く知るきっかけ作り、感染拡大を防止しながら地域経済を両立する観光業を推進する。
【参照ページ】【星野リゾート】株式会社H&Rアセットソリューションズ設立および 「ホテル旅館ファンド(仮称)」の組成について
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