独エネルギー大手RWEの子会社RWE Renewables Japanと九州電力の子会社・九電みらいエナジーは5月28日、秋田県由利本荘市沖での洋上風力発電事業実現に向け、共同入札参加協定書を締結したと発表した。国が再エネ海域利用法に基づく公募でタッグを組む。
【参考】【日本】政府、再エネ海域利用法の関連政令を閣議決定。洋上風力を明記。占有可能空域・海底域も決定(2019年3月16日)
RWE Renewables Japanは、RWEグループで再生可能エネルギー事業を展開する日本法人。RWEは、2019年のE.ONとの事業再編の中で、E.ONの再生可能エネルギー事業がRWEに移管されている。RWE Renewablesの洋上風力設置容量は合計2.5GWで世界第2位を誇る。
【参考】【ドイツ】電力大手E.ONとRWEが生き残りかけ企業再編。再エネへの転換に乗り遅れ赤字体質化(2018年3月17日)
【参考】【ドイツ】電力大手RWE、2040年までのCO2排出ゼロを宣言。石炭から再エネへ大幅シフト(2019年10月5日)
日本で洋上風力発電市場が勃興する中で、ノウハウを持つ海外勢との提携が増えている。RWE Renewables Japanと九電みらいエナジーは2019年4月に協力協定を締結し、今回の共同入札につながった。東京電力ホールディングスは2020年3月、デンマークの世界大手オーステッドと共同出資で「銚子洋上ウインドファーム株式会社」を設立している。
一方、今回発表の秋田県由利本荘市沖では、2019年3月にレノバ、エコ・パワー、JR東日本エネルギー開発、東北電力株式会社の4社が合弁で「秋田由利本荘洋上風力合同会社」を設立し、参入に名乗り出ている。
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