一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)は5月26日、ソーシャルメディア上の名誉毀損や侮辱等を意図したコンテンツの投稿行為等を禁止する緊急声明を発表した。人気番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花氏が自ら死を選んだ事件を機に、誹謗中傷に対する社会的な関心が高まり、業界団体として措置を決めた。
【参考】【日本】LINE、フェイスブック、ツイッター、TikTokの4社、ソーシャルメディア利用環境整備機構を設立(2020年4月27日)
SMAJは、4月24日にLINE、フェイスブック、ツイッター、TikTok運営のByteDance(字節跳動)のSNS大手4社が、青少年ネット利用環境整備協議会を母体とし設立。すでにグリー、DeNA、ミクシィ、サイバーエージェント、アップランド、ココネ、スタープリンス、ナナメウエ、ミラティブ、モイ、ユードー、Bob等も会員として加盟している。
今回発表の措置では、他人への嫌がらせや個人に対する名誉毀損や侮辱等を意図したコンテンツの投稿などの行為を禁止するとともに、同様の行為を行わないようにする啓発活動や、関係団体等による情報モラルの向上を図る教育等を実施する。捜査機関やプロバイダ責任制限法による情報開示の要請を受領した場合、関係法令に基づき、適切な範囲で必要な情報を提供することも言及した。
また、今後の対策強化のため、全理事をメンバーとした特別委員会を設置したことも表明。SMAJには、設立企業の他、大学教授や弁護士が理事として就任している。
【参照ページ】ソーシャルメディア上の名誉毀損や侮辱等を意図したコンテンツの投稿行為等に対する緊急声明
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